御膳百選

第二回・三面川の鮭御膳百選を味わい尽くす会

村上の人々が語り伝えてきた「越後三面川の鮭料理は百種類ある]という伝承を
五回に分けて味わい尽くそう、と始まった第一回目を終えた翌春先に起こった
東日本大震災は47年前の新潟地震を遥かに凌ぎ、
世界中を震撼させてしばらくは消沈させたものの、
復興支援で収り戻そらという数々の気運の高まりに替わり
本会も慎みを持ちながら継続することにいたしました。

今回は独自の地形や気候に奇まれた郷土料理の選定において、越後三面の
鮭料理とお酒や味噌、醤油に代表される独特の発酵食材との懐古・競演を試みたいと思います。
そしてあらためてこの風土文化の大切さを噛みしめることで復興を偲ぶ、
というかたちで各分野で活躍されていらる方々と料理を堪能しながら
お酒を嗜みつつ前に進みたいと思います。
(この企画は後日冊子となります)

鮭御膳百選を味わい尽くす会

第二回・三面川の鮭御膳百選を味わい尽くす会

鮭料理100種類を5年かけて堪能しよう

風土が磨いた食堪能,鮭御膳百選を味わい尽くす会

鮭料理100種類を5年かけて堪能しようという

風土が磨いた食堪能 ? 2年目の「鮭味わい尽くす会」が新潟日報に紹介されました

村上 ? テリーヌ、魚醤パスタなど20種 伝統に新たな工夫

鮭(さけ)料理100種類を5年かけて堪能しようという ? 「三面の鮭御膳(みけつ)百選を味わい尽くす会」が22日夜、
村上市の割烹(かっほう)吉源で聞かれた。
鮭料理は見慣れた市民ら30人も、次々と運ばれる20種類の料理に感嘆の声を上げていた。

鮭文化を後世に伝えようと市内外の有志でつくる「三面の鮭文化伝承の会」が主催し、今回で2回目。
1回で20種類を調理し、5年かけて食べ尽くす。
ことしは「新しい鮭料理の定番となり得るオリジナル料理」(同店の吉田昭一郎社長)に挑戦した。
氷頭(頭の軟骨)の香り漬けやどんぴこ(心臓)の塩焼き、煮塩引きなど ? 村上市の伝統料理を基本に新たな味を追求した料理のほか、
身肉と白子の ?グラタンや鮭の魚醤で味付けしたパスタなど洋風の料理もテーブルに並んだ。
また、会食の合間には同会が鮭に含まれる栄養素について、
「ビタミンDやEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などがり以て、
鮭を食べると長生きするといわれます」と解説した。
同市寒川の会社役員、斎藤三善さん(51)は「鮭のテリーヌなど新しい料理なんだけれど、
どこか懐かしい昧の発見があり、楽しめました」と笑顔を見せていた。

20種類の鮭料理が並んだ「三面の鮭御膳百選を味わい尽くす会」=22日、村上市寺町

2年目の鮭御膳百選

2年目の「鮭味わい尽くす会」 村上

第二回・三面の鮭御膳百選を味わい尽くす会

御膳のお品書き

頭 ・・・氷頭かほり漬け

身肉・・・煮塩引き 温燻 サーモン昆布〆

村上牛と大根煮 根菜紅白煮

酒びたしと鮭醤油のパスタ

ソテー酒粕ソース 菊花揚げ

サーモン寿司 鮭てりぃぬ 塩引きせんべい

卵精巣・・・はらこ飯 白子豆腐 白子味噌漬

内臓・・・メフン炙り焼き どんびこ塩焼き

複合・・・茶碗蒸し 身肉と白子グラタン けんちん蒸し

粕汁 冷製ゼリー寄せ ―酒粕甘酒―

大洋盛・・・ 紫雲  純米酒純越後  *燗酒*

日時 平成二十三年十一月二十二日午後六時半

於  割烹吉源大広間・村上市寺町

鮭のかほり漬け 鮭の煮塩引き 鮭の煮塩引き
鮭の氷頭かほり漬    鮭の煮塩引き 鮭の温燻
村上牛と大根煮 根菜紅白煮 酒びたしと鮭醤油のパスタ
村上牛と大根煮   根菜紅白煮 酒びたしと鮭醤油のパスタ
鮭の昆布〆 ソテー酒粕ソース 塩引きせんべい
鮭の昆布〆 ソテー酒粕ソース 塩引きせんべい
鮭の白子豆腐 けんちん蒸し 鮭の白子味噌漬
鮭の白子豆腐 けんちん蒸し 鮭の白子味噌漬
菊花揚げ サーモン寿司 鮭てりぃぬ
鮭の菊花揚げ サーモン寿司 鮭てりぃぬ
はらこ飯 メフン炙り焼き どんびこ塩焼き
はらこ飯 メフン炙り焼き どんびこ塩焼き
茶碗蒸し 身肉と白子グラタン 冷製ゼリー寄せ
茶碗蒸し(白子入) 身肉と白子グラタン 冷製ゼリー寄せ
鮭の粕汁 大洋盛 紫雲 大洋盛 紫雲
鮭の粕汁 大洋盛 紫雲 盛合せ