大町区大滝市長に要望書

大滝平正市長を訪ね、早期整備を求める要望書を手渡した

県へのアプローチ粘り強く 大町区大滝市長に要望書  村上新聞

長年に渡り、道路整備が保留されている村上市の中心市街地 道路事業「都市計画道路、泉町羽黒町線」(幅員16肩)の実現を目指す同市大町区(佐藤正次区長)は今年5月、全区民に呼び掛け「大町通り整備促進会議」を設置。9月まで協議を重ね今月1日、大滝平正市長を訪ね、早期整備を求める要望書を手渡した。

同路線は、1960年ころに新潟県が都市計画決定したもので、 1992年度から上町、羽黒町間で街路事業に着手。

昨年夏に安良町の一部を含む上町交差点までが完了した。
しかし、県は、ほかに早急な道路整備が控えているなどの理由で、
当初計画から50年以上経過した今も、大町から泉町までの整備は保留のままで、
市が推進してきた国が補助する「歴史的環境整備街路事業」(れき道事業)も、
市長交代や住民の合意形成が整備は棚上げ。
2005年に大学教授を座長に地元有識者で立ち上げた「村上市中心市街地における道路のあり方研究会」も、
提言するにとどまり以後既ち消えとなっている。
大町区は5月以降、4回に渡り会合を開き、ディスカッションや、アンケートを取るなどして意見を集約。
一部を除く人方の区民が都市計画道路拡幅16メートル推進に貿同したとして市長への要望に踏み切った。
当日は、佐藤区長をはじめ区議員3人が同行。
佐藤区長は「中心市街地の景観と防災面からも重要な計画道路を早急に整備するよう県に粘り強く働きかけ、
当初の公約どおり実現をほかっていただきたい」などとする要望書を読み上げ、大滝市長に手渡した。
大滝市長は「県は、可能性は、れき道や伝建(伝統的建造物群保存地区)制度の活用だと言っている。
県と渡り合うのも限界はあるが、再度働きかけてみたい」と明言した。
大町区は5日、泉田裕彦県知事、片野猛、小野楽生両県議、板垣一徳市議会議長、同市議全員宛に
同内容の要望書を提出した。