多彩な鮭料理に舌鼓 新潟日報 2013.11.19村上市で鮭漁が行われているこの時期に、さまざまな鮭料理を楽しむ企画
「三面の鮭御膳を味わい尽くす会」が15日、寺町の割烹吉源で開かれた。
趣向を凝らした20種類の鮭料理が登場し、約30人の参加者は地元に根付く鮭文化を堪能した。
市民の有志らでつくる「三面の鮭文化伝承の会」が主催した。
頭から尾、内臓などあらゆる部位を使った鮭料理1OO種類を5年かけて食す催しで、ことしが4回目。
なじみのある家庭料理とは一線を画し、殿様に献上できるような料理を厳選して、地酒とともに提供している。
テーブルには、かす漬けや甘露煮など伝統的な料理だけでなく、
チーズサーモンやアボカドサーモンなど洋風の皿も並んだ。
2匹の鮭の姿煮が火皿で運ぱれると歓声が上がった。
会の途中では吉源の吉田昭一郎社長(60)が 「鮭に含まれるアスタキサンチンは体にとてもいい」などと説明。
普段から鮭料理に親しんでいる地元の参加者は 「白子の薫製のおいしさに驚いた」と感心していた。
東京都国分寺市から夫婦で参加した矢部明さん(75)は 「村上の鮭料理は世界遺産にしなければいけない。
こんなに素騎らしい鮭料理があるのだから、 もっとPRした方がいい」 と絶賛していた。

鮭御膳を味わい尽くす会

鮭御膳を味わい尽くす会

20種類の鮭料理を堪能した「三面の鮭御膳百選を味わい尽くす会」=15日、村上市